デジタルパーマの失敗例|チリチリ・広がる・かからない原因

デジタルパーマの失敗
tomoru

デジタルパーマの失敗は、チリチリになった、広がった、カールが出ない、強すぎる、すぐ取れた、家で再現できない、の大きく6つに分けられます。原因は薬剤や熱だけではありません。髪の履歴、カット、デザインの共有、乾かし方まで含めて考える必要があります。失敗した直後に、焦ってもう一度薬剤を使うのは避けてください。

デジタルパーマで起こる主な失敗

毛先がチリチリ・硬くなる

薬剤を作用させすぎた、熱の入れ方が強すぎた、すでに傷んでいる髪へ無理に施術した、といった要因が考えられます。特に、濡らすと芯がなくなる髪や、履歴の分からない髪質改善を繰り返した髪は慎重な判断が必要です。

チリチリになった髪は、トリートメントだけで元の状態へ戻るとは言えません。見た目や手触りを一時的に整えられても、傷んだ履歴が消えるわけではないからです。

横に広がって頭が大きく見える

カールが強いことだけが原因ではありません。カールを始める位置、毛量調整、レイヤーの位置、左右への振り分けが合わないと、必要のない場所にボリュームが出ます。ロングやミディアムでは、正面だけでなく横と後ろから見た形まで設計します。

カールがかからない・すぐ取れた

薬剤の作用が足りない、ロッドが大きすぎる、熱が十分に伝わっていない、髪に必要な弾力を作れていない、という施術側の理由があります。一方で、実際にはカールが残っているのに乾かし方で伸ばしてしまい、取れたように見えることもあります。

僕は1液の還元作用、熱の入れ方、2液での再酸化を別々に考えます。どれか一つだけ強くすれば長持ちする、というものではありません。

強くかかりすぎた

持たせようとして必要以上に細いロッドを使ったり、希望する写真の強さを共有できていなかったりすると起こります。施術直後は多少強く見えてもなじむ場合がありますが、明らかに希望と違うなら早めに施術者へ連絡してください。

左右でカールが違う

巻き方や薬剤塗布の差だけでなく、毛量、ダメージ、普段の分け目、乾かす手の左右差でも見え方が変わります。片側だけいつも後ろへ強くねじっている、ということも珍しくありません。まず濡れた状態と乾かした状態を分けて確認します。

美容室ではきれいだったのに家で再現できない

仕上げにコテを使っていた、乾かし方の説明が足りなかった、本人の生活に対して難しいデザインだった。このどれかなら、施術直後の写真だけきれいでも成功とは言えません。僕は、家で乾かして楽しめるところまでがパーマだと思っています。

失敗を防ぐために施術前に伝えること

  • ブリーチ・ハイライトの回数と時期
  • 縮毛矯正やストレートの履歴
  • 髪質改善、酸熱系、ホームカラーの履歴
  • 毎日のコテ・アイロンの温度と回数
  • 過去にパーマがかからなかった、またはチリチリになった経験

分からない履歴は、分からないままで構いません。ただ『たぶんしていない』と決めてしまわず、美容師へ伝えてください。履歴が不明なら、その不確実さを含めて施術するか判断します。

僕が施術を断ることがある髪

2回以上ブリーチした部分がある髪、強烈にツヤが出るタイプの髪質改善を繰り返した髪、濡らすと芯を感じないほど傷んだ髪は、施術を見送ることがあります。

『他店ではできると言われた』としても、僕が安全にきれいなカールを作れないと判断したら行いません。かけること自体がゴールではないからです。

失敗した直後にしない方がいいこと

  • 市販薬でパーマを落とす
  • すぐ別の美容室で強い薬剤を重ねる
  • 高温のストレートアイロンで毎日伸ばす
  • 濡れた髪を強く引っ張る
  • 状態を記録せずに毛先を大きく切る

髪や頭皮に異常がある場合は、施術した美容室へ早めに連絡してください。痛み、腫れなどがある場合は、美容の範囲で判断せず医療機関への相談も必要です。

失敗後の対処は、原因で変わる

乾かし方が原因の場合

まず髪をしっかり濡らし、根元を乾かしてから毛先を左右に分け、指に巻きつけるように乾かします。それでカールが戻るなら、薬剤を使う修正は必要ありません。

強すぎる・デザインが違う場合

数日で少しなじむことはありますが、待てば必ず希望通りになるわけではありません。施術前後の写真を残し、担当者に希望との差を具体的に伝えます。

チリチリ・芯がない場合

追加の薬剤施術ができるとは限りません。残せる長さ、日常での保護、カットの必要性を現物で判断します。修正を急ぐほど選択肢が減ることがあります。

失敗しない美容師選び

  • できる髪だけでなく、できない髪も説明している
  • 仕上げをコテで作らず、パーマの状態を見せている
  • ブリーチや縮毛矯正履歴を細かく確認する
  • 料金や持ちだけでなく、自宅での乾かし方を説明する
  • 希望写真に対して、同じになる部分とならない部分を伝える

よくある質問

失敗したパーマはトリートメントで直りますか?

乾燥による手触りは整えられることがありますが、過剰な薬剤や熱で傷んだ髪が元通りになるとは言えません。状態を見て判断します。

すぐかけ直しても大丈夫ですか?

原因とダメージ次第です。かからなかったから薬を強くする、という判断は危険です。まず施術記録と髪の状態を確認します。

返金やお直しはどう相談すればいいですか?

美容室ごとに保証内容が違います。できるだけ早く、写真と一緒に状態を伝え、再施術の前に何をするのか説明を受けてください。

無理に直そうとしないことも大切です

失敗したと感じたら、まず原因を切り分けます。残っているカールを出せていないのか、デザインの違いなのか、髪が傷んでいるのかで対応はまったく違います。基礎から確認したい方はデジタルパーマとは?、コテ巻き風の失敗はこちらの記事も確認してください。

僕が『大きな失敗』だと考える状態

枝毛や切れ毛が多発し、手ぐしが通らないほど髪を傷ませたデジタルパーマは、はっきり失敗です。濡らすとゴムのように伸びて芯がない、ビビリ毛になっている。この状態は、カールの強さを直す話とはまったく違います。

反対に、髪が大きく傷んでいなければ、カールが緩い・強い、左右で違うなどは修正できる可能性があります。希望と違えば問題ではありますが、髪を壊していない限り、取り返しのつかない失敗とは考えていません。

チリチリの原因

僕がまず疑うのは、施術前から見ても分かるほどダメージが大きかったことです。そこへ無理に薬剤と熱を使えば、きれいな弾力ではなく、枝毛・切れ毛・引っかかりにつながります。リスクが高いなら施術しない。これが前提です。

かからない原因

もともとのダメージや髪の芯の弱さに加え、美容師側の薬剤選定ミスがあります。薬剤が弱すぎる、必要な時間を置けていないと、乾かしてもカールが出ません。コテで巻いて仕上げれば隠せますが、家では再現できません。

強くかかりすぎる原因

もともとくせ毛であることや、細いロッドを使いすぎるなどのロッド選定ミスが考えられます。強めのカール自体が失敗なのではなく、希望と髪質に対して強さを読めていないことが問題です。

右側だけ弱くなりやすい理由

右側は頭の形が平らで、毛が真下に生えている方が多く、パーマがかかりにくく取れやすい傾向があります。僕はその差を考え、右側を少し強めにかけることがあります。左右をまったく同じに巻けば同じになる、とは限りません。

失敗したら、まず担当美容師へ連絡してください

自分で市販薬を使ったり、高温のアイロンで無理に直したりしないでください。まず担当美容師へすぐ連絡する。信頼できない場合は、信頼できる別の美容師へ、できれば薬剤施術をする前に相談してください。他店のお直しも、髪がひどく傷んでいなければ対応できる可能性があります。

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