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女性の流行パーマの種類と違いを解説【レディースパーマ専門家監修】

はじめまして。レディースパーマの専門家の美容師野田ともるです。
この記事では美容院での
パーマの種類の選び方がわからない人や、なりたい髪型に合ったパーマの種類がわからない人に向けて、レディースパーマの種類の解説とパーマスタイルの紹介をしていきます。

これからパーマをかけようと思って何も知らない方や困っている方は是非ご参考ください。
この記事を紹介している私は通常の美容師に比べて10倍以上のパーマ実績を経験していますので、きっと役立てるかともいます。

レディースのパーマは
大きく分けて2つだけ

美容室によってパーマメニューの名前が違うことがあります。

様々な名前のパーマが溢れていますが、まず知っておけば大丈夫なパーマの種類は以下の二つです。

  • 普通のパーマ(水パーマとかクリープパーマなども)
  • デジタルパーマ(デジパ、コテ巻き風パーマなど)

最初に結論からいうとショートヘアの方は普通のパーマを選べば大丈夫です。
ショートヘアでデジタルパーマを選ぶメリットはほぼないと思ってください。

ミディアム・ロングヘアの方に関してはやりたいデザインによって普通のパーマかデジタルパーマを選ぶ必要があると覚えておいてください。

コテ巻きのような仕上がりにしたい人はデジタルパーマ一択
なんとなく柔らかいウェーブ・カールがつけばいいやは普通のパーマ
くしゃっとした感んじでいい時は普通のパーマ

※アフロとかスパイラル、ツイストなどはどっちにも当てはまらず、特殊系パーマで検索し直してください。

絶滅危惧種 「エアウェーブパーマ」

これは普通のパーマとデジタルパーマの間をとったイメージのパーマだと思ってください。しかし、機材が大きかったり、効果もパーマとデジパの間程度でどっちつかずなパーマの種類のため今ではレディースのパーマメニューとしてはあまり見かけることはありません。
あえてエアウェーブを選ばなければいけないデザインもありませんので
エアウェーブパーマに関しては種類に含めないこととします。

それではここから、レディースの方々が目的に合わせてどのようなパーマを選んでいたけばいいかを説明していきますのでパーマ選びに失敗したくない方はぜひ最後までご覧ください。

レディースパーマの種類
①普通のパーマ

普通のパーマの特徴は

  • 施術が一番早く終わる
  • パーマの中でも料金が一番安い
  • 髪が濡れている時に強くパーマが出る
  • 乾かすとパーマが少し緩くなる
  • コテ巻きセットのような弾力は出にくい
  • 自然乾燥やハーフウェットでセットが多い
  • くしゃっとした仕上がりになりやすい
  • ラフなスタイリングが得意
  • パーマがかかりにくい人はかからない場合がある

普通のパーマはコテで巻いたような仕上がりにしたいレディースの方には向きませんが、上の写真のようなくしゃっとした風合いのおしゃれなウェーブが好みの方には向いてるパーマとなります。
ショート、ミディアム、ロング、女性の髪の長さ関係なくくしゃっとした質感のスタイリングが好きな方は普通のパーマでお願いすれば大丈夫です。

レディースパーマの種類
②デジタルパーマ

デジタルパーマの特徴は

  • パーマよりも施術が長い
  • パーマの中でも料金は一番高いことが多い
  • 乾かすことでパーマが強く出るから弾力がある
  • 艶感のあるウェーブが出やすい
  • コテ巻きセットのような弾力が出やすい
  • 完全に乾かしてセットすることが多い
  • 自然乾燥セットもやっていい
  • 普通のパーマと同じヘアセットもできる
  • パーマがかかりにくい人でもかかりやすい

デジタルパーマを簡単に説明するとアイロンやコテで巻いた仕上がりに一番近くなるパーマです。
専用の機械を使用して髪に『乾燥作用』を与えるために、高熱を与えていきます。
コテまでの温度にはなりませんが、60℃〜90℃に近い温度を与えながら髪を乾燥させていくことで、コテで巻いたような弾力のあるパーマがかかりやすくなります。

普通のパーマとデジタルパーマの
大きな違いについて

普通のパーマと言われるものは、髪にクルクルとパーマロッドと言われるものを巻いた後、その状態にパーマ剤をつけていき、時間が経過したら最後のパーマ剤をつけて完成します。
常に髪が濡れた状態でパーマが完結するため、髪が濡れている時に最もパーマのウェーブカールがはっきり出てくるのが特徴です。

デジタルパーマは、はじめにパーマ剤を髪にをつけ、流した後髪にパーマロッドを巻いていき、その後電源コードをロッドに差し込みロッドを温めて、髪を乾かした後、最後のパーマ剤をつけて完成します。
一度髪を乾かした状態でパーマが完結するため、髪が乾いた時に最もパーマのウェーブがはっきり出てくるのが特徴です。

ではレディースの方がどちらのパーマを選べばいいのか?という点でシンプルな結論を話していきましょう。

くしゃっとした風合いが好きなら
普通のパーマでOK

コテアイロンみたいな仕上がりにしたいなら
デジタルパーマ

番外編パーマの種類
コテ巻き風パーマ

普通のパーマとデジタルパーマを紹介させて頂きましたが、ここで番外編としまして僕が得意としているコテ巻き風パーマについてです。

コテ巻き風パーマとは、デジタルパーマを美容師側が今風に言い換えたものになりますが、普通のデジタルパーマとは内容が少し違います。

何が違うかというと具体的にいうのが難しいのですが、美容師によって技術内容が変わってくきます。

コテ巻き風パーマが気になる方はこちらのページで詳しく記載しておりますので是非ご覧くださいませ。

コテ巻き風パーマ解説記事

ショートヘアでふわっとさせたい女性

普通のパーマで十分です。
濡れてるときに少しだけ強くかかっているように見えるくらいパーマをかけることになりますが、普通のパーマの特徴、乾かすと緩くなりますので、ババっと乾かせばふんわりしたシルエットのスタイリングを楽しむことができます。

しかし、この手のパーマデザインは持ちが良くないため、継続していく場合は
2、3ヶ月に一度のパーマが必要です。
これは普通のパーマが悪いわけではなく、ショートヘアは髪が短いためパーマが真っ直ぐに戻りやすい傾向があるのと、カットする頻度が頻繁なためパーマがなくなりやすいといったことが理由です。

 

※女性のワンカールパーマには要注意

理由1外に跳ねることもある

内巻き目的でのワンカールパーマはやめておきましょう。
毎日内巻きにはならないからです。
寝癖しだいで外ハネにもなります。

なんで?と思う方はコテで内巻きにワンカール巻いてから一晩寝てみてください。
朝起きたら寝癖で外ハネになるところがあるはずです
コテでもなるということはパーマでも尚更同じことが起こります。

理由2:ワンカールパーマはすぐとれやすい

パーマはかける範囲が広いほどに持ちはよくなります。
狭ければ狭いほどすぐにとれやすいです。

毛先だけのワンカールパーマは一番とれやすいパーマです。
約1ヶ月持つか持たないかが現実です。

例外:ラフな髪型狙いならOK

ワンカールパーマを内巻き目的だと願いは叶いませんが、逆にラフなスタイリングをしたい人には相性がいいといえます。例えばこういう感じ

 

デジタルパーマが向いている髪型

ショート

ショートの方にデジタルパーマ は向いていません。
デジタルパーマ はショートの方にかけてもすぐに取れてしまうのと、デザインのバリエーションが多くありません。

わざわざショートでデジタルパーマを選ぶメリットが少ないのです。

ミディアム〜

やりたい髪型によってはデジタルパーマが良い場合もあります。
鎖骨下くらいまである長めミディアムの方はデジタルパーマをオススメできます。
肩よりも短いミディアムの人は普通のパーマで十分です。

ロング〜

デジタルパーマはロングの方専用のパーマと言ってもいいくらい、ロングの人に向いています。デジタルパーマの最大のメリットは仕上がりのツヤ感と弾力(コテで巻いたような仕上がりに一番近い)

ロングの方で、もしもパーマをかけてボサボサにみえてしまっては嫌ではありませんか?そこで、一番ツヤの出やすいデジタルパーマが一番相性が良いということになってきます。

レディースの方が
パーマするにおいて大事なこと

記事をご覧いただきありがとうございました。
自分に合いそうなパーマの種類は見つかりましたか?
女性の皆さんに知っておいていただきたいこと。

結局のところパーマの種類をどれにするか以前に、パーマが得意な美容師、信頼できる美容師にやってもらうことが一番大事です。

パーマの種類、どれを選べば良いかなんて素人であるお客様が完璧にわかるわけありません。
最終的にあなたに一番合うパーマの種類や髪型を選んでくれるのは、あなたが信頼して選んだ目の前の美容師です。

パーマに関してはどんなベテラン美容師でも失敗する可能性があるくらい難しい技術です。何年も通っている美容師だから大丈夫かな〜と油断はせずに、パーマを信頼して任せられる美容師であるか判断してパーマをするようにしましょう。