パーマのお話

パーマしたい女性はヘアカタを見て髪型を決めてはいけない


はじめまして!美容師 野田ともるです。
表参道のGAFFに所属し、パーマ得意としています。
GAFF 野田ともるのパーマヘア紹介インスタ
@CITYHAIR.TOKYO

私が一番世の女性みなさまに伝えたいこと。それは

『ヘアカタはほとんどパーマかけてません』という話。

真実を知っていただき、髪型を決める時に正しい知識持って、パーマをかけてほしいです。

 

世の中に溢れているパーマヘアと紹介されている髪型は
99%ほぼ全てがパーマをかけていない。アイロンで巻いた『巻き髪』であるということ。
皆さま、ご存知でしょうか?

『パーマかけたいな〜』『ヘアカタ見て髪型探そう〜』『どれにしようかな〜』

美容室行く前に美容室ポータルサイトや、ヘアカタログ本を見たり
今ならインスタグラムで#パーマ で検索など。

パーマヘアを探す方も多いと思います。
しかし、、、

世の中に出回ってるパーマヘアと紹介されている写真ほぼ全てが(99%)が巻き髪です

なので、その探した写真を美容室に持って行っても
『これはパーマじゃないのできません』

『はいやってみましょう!→失敗』

そうなってしまう可能性が99%だと思ってください。

実際に上のような経験をしたかたも多いのではないでしょうか?
私が担当するお客様に話を聞くと、実際にそういった例も多いみたいです。

なぜこういうことが起こるのでしょうか?

パーマ技術で再現できる巻き髪スタイルには限りがあるから

こちらの写真のスタイルをご覧ください。

(これらは僕が過去に作った作品)

例えばこういう髪型がヘアカタログにてパーマヘアと掲載されていたら、ほとんどの方が
『こういうのパーマでできるんだ〜』
と思うとおもいますが、実はこれらは全てアイロンで複雑に巻いてる巻き髪。
こういった複雑に、ミックスまきされたようなスタイルを完全にパーマで再現するのはほぼ不可能なのです。

(私自身も過去に、こういう巻き髪スタイルをパーマヘアとしてネットに載せていました。)

コテで複雑に巻いた巻き髪はパーマで再現ができない

今の美容技術では、コテ複雑に巻いた髪型全てを完全に再現するのはほぼ不可能です。
もしも、世界一のパーマが上手い美容師がいたとしても、それをお客様自身で毎日忠実にスタイリングすることはまず不可能です。

コテ・アイロンでの巻き髪は細かい部分ごとに巻き方を変えて
フォワード巻きや、リバース巻き、波打ち、ねじり巻きなど
あらゆる巻き方をくしして、可愛いおしゃれな髪型を作ることができます。

しかしパーマヘアはコテ巻きほど細かく色々な巻き方をミックスすることができません。
できないというより、パーマロッドをアイロン巻きを真似て巻いたとしても
実際にその複雑な巻きかたで作ったパーマが、狙い通り複雑なウェーブにならないのです。

理由は、コテとパーマでは髪の形成力が全然違うから。
コテは100℃以上の熱を与えウェーブをつくることで
手ぐしを入れてもウェーブが崩れにくのですが

パーマはデジタルパーマ でさえ熱が弱いので、コテ巻きほどのウェーブ形成力がないのです。
なので、もし複雑なミックス巻きをパーマで丁寧にしたとしても意味がないのです。

 

寝て起きて毎日同じスタイリングになっていますか?

そもそも、皆さん考えてみてください。
どんな髪型でも寝て起きて、毎日同じスタイリングになったことなんてありますか?
毎日朝シャワーの人でさえ、(特にロングヘアの人)毎日同じ仕上がりになりましたか?

お出かけしていて、町にショッピング、デート、ピクニック、散歩
色々なシュチュエーションで毎日同じ髪型でセットされていますか?

人は色々な環境下で髪型を楽しまなければなりません。
風は吹いてくる、上着やバッグに髪がこすれる
手で触る、汗をかく

こんなにも外部的要因がある状態で、ヘアカタで決めた髪型がずっとキープされているか?
されないですよね。
そういった要因からしても、ヘアカタのスタイルでパーマの髪型を決めることができない理由でもあります。

 

なぜ今のヘアカタログに本当にパーマをしてる髪型が少ないのか?

これにかんしては色々な理由が関係してきますが。
ざっくりいうと、なんとなく大丈夫っしょ〜で業界全体がなぁなぁグレーゾーンにしてきたからが問題である。

僕はヘアカタログの仕事を、出版社やライターと一緒に仕事したことがないので、事実はわからないが。考えられる可能性は二つ

1、見た目の華やかさ重視で、パーマでできなくてもいいのを了承済みで
出版側も美容師側も同意のもとヘアカタログを作ってた

2、出版側はパーマでできる髪型の限度を知らないから、完全に美容師に任せて信頼してるが故に、美容師側がパーマヘアですよ〜て出したらまんま掲載してた。

どちらにせよ、できない髪型を出している美容師側に落ち度があるのは変わらない。
これは本にならずポータルサイトでも言えることである。
パーマじゃないのに、おすすめメニューやカテゴリがパーマとなっていたり。
ポータルサイトの掲載設定にかんしても美容師がわで設定しているが、容認してるサイト側もグレーをよしとしているということ。

 

美容師側から、なぜパーマスタイルを出すのが難しいのか?

フォローするわけではないが、全国の美容師がなぜリアルなパーマスタイルでヘアカタ、作品を作りづらいのかというと

1、メディア露出に適したモデルさんで、パーマをかけさせてくれる人が少ない

2、パーマをかけるとカラーよりもダメージがかかるため、モデル側も好ましくない

3、パーマをかけてから撮影するが手間である、失敗のリスクも大きい

4、パーマで再現できる巻き髪のような髪型には限界があるため、それのみで構成されたヘアカタは地味なものになる。

僕が考えてみただけでも、ヘアカラーに比べてパーマでの撮影って、簡単にさくっとできないものではある為、どうしても全国的に美容師側が取り組みづらいのかと思う。

ヘアカタログが悪なのか?

完全にヘアカタログが悪いということではなく
ヘアカタは美容師が、おしゃれ、かわいい、女性の美を追求して
毎月、毎シーズン、毎年、世の中の女性のみなさんに向けて
『こうなってみてはいかが?女性はここまで綺麗になれるんだよ』
といつの時代でも最先端の『美』を女性に魅せることができる素晴らしいツールです。

決して、嘘をつこうと思って、仕事をしているわけでなないはずです。
なんとなくグレーゾーンになってしまっているというのは正直なところですが。

髪型でここまで人は変われる、綺麗になれるという希望を見せてくれる素晴らしいツールですが
それに対しての説明やフォローが少し足りていないだけです。
なので私は皆さんに、正しいリアルな情報を教え、手助けををしていきたいと思ってます。

 

では?パーマしたい時にヘアカタログをどうやって活用すればいいのか

 

・ヘアカタログのイメージを見て100%パーマでそれになると理想をあげすぎないこと

・だいたいこのくらいになるのかな〜というくらいにとどめておく。

・美容師にイメージ伝えたい時の、好きなイメージ、嫌いなイメージを魅せる素材としてつかう。これにしてください写真につかうにおでなく、ざっくりしたイメージ共有の素材に使う。

・コテでまくのを覚悟の上で、こういう’髪型にセットできるように切ってほしいと伝える材料にする

以上のような使い方をすれば有効的です。

 

この記事はこれからもまだ加筆修正していきます!

ウェーブパーマ スペシャリスト
野田ともる
Gaff表参道本店トップスタイリスト 主な女性客層は20代~30、40代と幅広い。 私生活で出来ない髪型はつくらない、リアリティの追求をテーマに、デジタルパーマ・ショートカット・外国人風なヘアスタイルを得意とする。特にコテ巻きのようなデジタルパーマを得意とする美容師
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